2012/01/25

la petite sirene





今回のpapier découpé(切り絵)のテーマは
『人魚姫』


あまりにセンチメンタルな結末。
あらためて物語を読むと、王子様に似ている
美しい大理石の少年の像を両腕で抱きしめるなど、
乙女の恋心を繊細に表現しているなぁ〜と、
新鮮な感想がありますね。



カットアウトしたのは、魔女の力をかり、
美しい声と引き替えに人間の姿を手に入れた人魚姫。
恋心を伝えることは出来ないけれど、
王子様への熱い思いを胸に抱いている姿…
表現出来ているかしら?






2012/01/19

Blanche-Neige







今回のpapier découpé(切り絵)のテーマは
『白雪姫』



白雪姫も『眠れる森の美女(前々回blog)』同様に 
諸説あるようですが、こちらもやはり基本的に初版は
子供には不向きな、生臭い空気感が漂う記述が多いですね。 
7人の小人は7人の人殺しだったとか、 
白雪姫を貰いうけた王子様は死体愛好家だったとか。 
(「死体でもいいから」と言ったらしいですが、 
  むしろ「死体がよかった」んですね…) 



最も驚いたのは、白雪姫が最初に王妃に命を狙われたのは
わずか7歳の頃だという事実。その後も手を替え品を替え
命を狙われる訳ですが、あの毒りんごを食べたのは
10歳頃の話だったようです。
7歳の少女を手に掛ける、王妃の心に巣くった「美」への執着。 
何が王妃をそうさせるにいたらしいめたのか、 
王妃の生い立ち等々にも興味が湧くわけであります。 
鏡は、内在する自己との対話を意味するのでは? 


『鏡よ、鏡よ、鏡さん・・・』




2012/01/17

baron






今回のpapier découpé(切り絵)のテーマは
『baron』


男爵の意味もきちんとわかっていませんので、
あくまでイメージですよ。


そう言えば、男爵いもって何故「男爵」の
名が付いているのだろうと思い、調べてみました。
英国留学から帰国した「川田龍吉男爵」が
アイリッシュ・コブラーという品種の芋を試験栽培し、
普及させたことに由来するらしいです。
一つお勉強になりました。


新しいものに開発者や発見者の名前が付くことは
よくありますが、爵位が付くなんて面白いですね。
『川田いも』『龍吉いも』では
ダメだったのかしら(笑)



2012/01/13

La Belle au bois dormant






今回のpapier découpé(切り絵)のテーマは
『いばら姫』



グリム童話では『茨姫』ですが、
日本では『眠れる森の美女』のネーミングの方がメジャーでしょうか。


よく知られている物語では、100年の眠りから覚めた王女は、
王子様と結ばれ幸せな生活を過ごしたとありますが、
物語のその後(様々な説がありますが)を知っているので、
美しいだけの話ではない、生々しい空気感が
より一層、アタシがこの物語に魅入られる要因と
なっているのかもしれません。






otomeiro.






2012年の事始め。


何か新しい事を始めてみたくて…選んだのは
papier découpé(切り絵)。


紙を切る。ただそれだけの事なのだけれど、
刀を踊らせ、一片一片切り出し、
次第に一枚の紙が白と黒の世界の中に様々な物を
生み出す様は、無限の可能性を感じ心が躍ります。


今回のモデルは大切なお友達のotomeiro.さん。
乙女のハートを射抜くアクセサリーや服飾雑貨を
制作されています。彼女のSHOPタグにもなっている
『赤ずきんちゃん』がイメージソース。
otomeiro.なのに、なんだか劇画調になってしまいました。
アタシの絵はいつもそうなっちゃうんですよね…う〜ん。
イメージ壊しちゃってごめんなさいっ。
(↑と、ここで謝っておく・苦笑)





2012/01/07

青い太陽





『子どもの図画は、とてもうれしい。 
例えば太陽だって黒いのもあるし、青い太陽もある。 
そういう、平気で描いた絵に出会うから』 


大好きな岡本太郎の言葉。 


時々感じる事がある。 
【表現】にブレーキをかけているなって。 
言葉にしても、ものづくりにしても…。 
随所にそうすることが染み付いてしまってる自分に
気付いてちょっと残念に思う。
大人だからとか、そういうのは言い訳で、
結局どのように見られているかを気にしているのだ…と。


小さな頃はもっとココロに素直に表現出来ていた。 
人の目なんて考えられるほど生きていなかったからかな。 


もっと自由に。 
もっと感じて。 
もっと楽しんで。